ライノセラスロボット

Rhinoceros

ライノセラス(Rhinoceros)でロボットをモデリング

更新日:

ライノセラス(Rhinoceros)は工業製品のデザインにも使われる3DCADです。

高機能なため、初心者はなかなか使いこなすまで時間がかかります。

今回は簡単なロボットをモデリングする過程でライノセラス(Rhinoceros)の使い方に慣れていきましょう。

 

ロボット頭部の作成

ライノセラスロボット頭部1

メニューの「曲線 > 長方形 > 中心、コーナー指定」を選択します。

 

ライノセラスロボット頭部2

Frontビューを最大表示します。

コマンドヒストリーで「長方形の中心」を聞かれるので、「0」を入力します。

 

ライノセラスロボット頭部3

次に、「もう一方のコーナーまたは長さ」を聞かれるので、「20」を入力します。

 

ライノセラスロボット頭部4

「幅。長さと同じ場合はEnterを押します。」が表示されるので、「20」を入力します。

すると、縦横20mmの正方形が作成されます。

 

ライノセラスロボット頭部5

次に、2次元の図形を押し出して、3次元に立体化させます。

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

 

ライノセラスロボット頭部6

押し出す対象の正方形を選択すると、「押し出し距離」を聞かれるので、「20」を入力します。

この時、「両方向=いいえ」となっていることを確認します。

 

ライノセラスロボット頭部7

次に、立方体の角を丸くします。

メニューの「ソリッド > 可変半径フィレット」を選択します。

 

ライノセラスロボット頭部9

ライノセラスロボット頭部10

角を丸める立方体正面の縦のエッジを選択します。

 

ライノセラスロボット頭部11

角がなめらかになりました。

 

ライノセラスロボット頭部12

残りのエッジにフィレットを施します。

 

ライノセラスロボット頭部13

 

ライノセラスロボット頭部14

次に目のパーツを作成していきます。

メニューの「曲線 > 円 > 中心、半径指定」を選択します。

 

ライノセラスロボット頭部15

「円の中心」を聞かれるので、「4,4」を入力します。

 

ライノセラスロボット頭部17

次に、「直径」を聞かれるので、「4」を入力します。

 

ライノセラスロボット頭部18

目が出来ました。

 

ライノセラスロボット頭部19

同様に、円の中心を「-4,4」、直径を「4」に指定して、もう一つの目を作成します。

 

ライノセラスロボット頭部21

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

押し出し距離を「-1」にして、ロボットの目の円柱部分が作成されます。

 

ライノセラスロボット頭部22次に鼻の部分を作成します。

メニューの「曲線 > 長方形 > 2コーナー指定」を選択します。

 

ライノセラスロボット頭部23

「矩形の1つ目のコーナー」は、「-1,-2」、「もう一方の長さまたはコーナー」は、「1,2」を入力する。

幅2㎜、高さ4mmの長方形を作成します。

 

ライノセラスロボット頭部24

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 点まで」を選択します。

 

ライノセラスロボット頭部25

「押し出し先の点」をロボットの鼻先になる任意の点をクリックすると、とがった鼻の形が作成できます。

 

ライノセラスロボット頭部26

最後に口を作成します。

Frontビューにして、

メニューの「曲線 > 長方形 > 中心、コーナー指定」を選択します。

 

ライノセラスロボット頭部27

「矩形の中心」を「0,-5」、「もう一方の長さまたはコーナー」は「10」、「幅。長さと同じ場合はEnter」は「3」を入力する。

そして、

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

押し出し距離を「-1」にして、ロボットの口の部分が作成されます。

 

ライノセラスロボット頭部28

ロボットの頭の部分が完成です。

 

ロボット腕部品の作成

ライノセラスロボット1

Rightビューにして、

メニューの「曲線 > 円 > 中心、半径指定」を選択します。

 

ライノセラスロボット3

「円の中心」を「10,-5」、「半径」は「5」を入力します。

 

ライノセラスロボット4

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

 

ライノセラスロボット5

「両方向=はい」、「元のオブジェクトを削除=はい」をクリックする。

 

ライノセラスロボット6

「押し出し距離」は「3」を入力する。

 

ライノセラスロボット7

メニューの「曲線 > 長方形 > 2コーナー指定」を選択します。

 

ライノセラスロボット8

「矩形の1つ目のコーナー」は、「7,-7」、「もう一方の長さまたはコーナー」は、「13,-25」を入力する。

 

ライノセラスロボット9

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

「押し出し距離」は「2」を入力する。

 

ライノセラスロボット10

ビュータイトルをクリックすると、メニューが表示されます。

 

ライノセラスロボット11

「ゴースト」を選択すると、半透明になり、重なった部分を確認することができます。

 

ライノセラスロボット12

メニューの「ソリッド > プール演算:和」を選択します。

 

ライノセラスロボット13

作成した2つのオブジェクトを選択します。

 

ライノセラスロボット14

2つのオブジェクトが融合されたような形になります。

 

ライノセラスロボット15

Rightビューにして、

メニューの「曲線 > 円 > 中心、半径指定」を選択します。

「円の中心」は「10,25」、「半径」は「5」を入力します。

 

ライノセラスロボット16

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

「押し出し距離」は「3」を入力する。

 

ライノセラスロボット17

メニューの「変形 > 回転」を選択します。

 

ライノセラスロボット18

腕をコピーして、90度回転させます。

「回転の中心」は「10,-25」、「角度または1つ目の参照点」は「90」を入力します。

 

ライノセラスロボット19

すべてのオブジェクトを選択し、

メニューの「ソリッド > プール演算:和」を選択します。

 

ライノセラスロボット20

すべてのオブジェクトが融合されました。

 

ライノセラスロボット21

次に、手の部分を切り抜いていきます。

Rightビューにして、

メニューの「曲線 > 円 > 中心、半径指定」を選択します。

「円の中心」は「-10,-25」、「半径」は「2.5」を入力します。

 

ライノセラスロボット22

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

 

ライノセラスロボット23

手の幅より長い任意の位置まで押し出します。

 

ライノセラスロボット24

メニューの「ソリッド > プール演算:差」を選択します。

 

ライノセラスロボット25

「サーフェスまたはポリサーフェスの1つ目のセットを選択」は、抜き取られる側のオブジェクトである「腕の部分」を選択します。

「サーフェスまたはポリサーフェスの2つ目のセットを選択」は、抜き取るオブジェクトである「円柱」を選択します。

 

ライノセラスロボット26

円筒状が抜き取られた形状が作成されます。

 

ライノセラスロボット27

Rightビューにして、

メニューの「曲線 > 長方形 > 2コーナー指定」を選択します。

「1つ目のコーナー」は、「-22,-23」、「もう一方の長さまたはコーナー」は、「-10,-27」を入力する。

 

ライノセラスロボット28

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

手の幅より長い任意の位置まで押し出します。

 

ライノセラスロボット29

メニューの「ソリッド > プール演算:差」を選択します。

「サーフェスまたはポリサーフェスの1つ目のセットを選択」は、抜き取られる側のオブジェクトである「腕の部分」を選択します。

「サーフェスまたはポリサーフェスの2つ目のセットを選択」は、抜き取るオブジェクトである「直方体」を選択します。

 

ライノセラスロボット30

直方体部分が抜き取られました。

 

ライノセラスロボット31

腕をコピーして、移動します。

メニューの「変形 > コピー」を選択します。

そして、メニューの「変形 > 移動」を選択します。

 

ライノセラスロボット32

腕部分が完成です。

 

ロボット胴体の作成

ライノセラスロボット33

Frontビューにして、

メニューの「曲線 > 長方形 > 2コーナー指定」を選択します。

「1つ目のコーナー」は、「-15,0」、「もう一方の長さまたはコーナー」は、「30」を入力する。

「幅。長さと同じ場合はEnterを押します。」は、「-35」を入力します。

 

ライノセラスロボット34

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

 

ライノセラスロボット35

「押し出し距離」は「20」を入力する。

 

ライノセラスロボット36

次に、胴体の角を丸くします。

メニューの「ソリッド > 可変半径フィレット」を選択します。

半径は「3」を入力します。

 

ライノセラスロボット37

胴体部分の完成です。

 

ロボット足の作成

ライノセラスロボット38

Frontビューにして、

メニューの「曲線 > 長方形 > 2コーナー指定」を選択します。

「1つ目のコーナー」は、「-12,-35」、「もう一方の長さまたはコーナー」は、「@6,-25」を入力する。

 

ライノセラスロボット39

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

押し出し距離は、「10」を入力します。

 

ライノセラスロボット40

Rightビューにして、中心に移動させます。

 

ライノセラスロボット41

Frontビューにして、

メニューの「曲線 > 長方形 > 2コーナー指定」を選択します。

「1つ目のコーナー」は、「-13,-60」、「もう一方の長さまたはコーナー」は、「@8,-5」を入力する。

 

ライノセラスロボット42

メニューの「ソリッド > 平面曲線を押し出し > 直線」を選択します。

押し出し距離は、「20」を入力します。

 

ライノセラスロボット43

メニューの「ソリッド > 可変半径フィレット」を選択します。

半径は「3」を入力します。

 

ライノセラスロボット44

メニューの「ソリッド > 可変半径フィレット」を選択します。

半径は「1」を入力します。

 

ライノセラスロボット45

エッジを丸くしました。

 

ライノセラスロボット46

足をコピーして、移動します。

メニューの「変形 > コピー」を選択します。

そして、メニューの「変形 > 移動」を選択します。

 

ライノセラスロボット47

足の完成です。

 

頭と体を結合する

ライノセラスロボット48

ライノセラスロボット49

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