石留め工程
石留めはデリケートな作業のため、制作工程の中でも最も神経を集中する必要があります。
- 硬度の低い石
- 強度の低い石
- 劈開性のある石
- インクルージョンの多い石
は特に注意が必要です。
石をしっかり留めること、石を割ったりキズ付けないようにしなければなりません。
よくあるケースとして、
- ヤットコやタガネがすべって割れるケース
- 強く留めすぎて割れるケース
- 仕上げの時にヤスリをひっかけてキズつけるケース
- 石をヤスリの上に落としてキズつけるケース
などがあります。
石留めに取り掛かる前に、石座への座り具合を確認しましょう。
石が傾いている場合は、ヤスリやキサゲで修正したり、ハンドモーターで修正します。
爪留めのポイント
爪留めは、板の上で石留めヤットコを使います。
対角線上の爪から少しずつ留めていきます。
爪の下部に小さく切った皮をあてがい、地金をキズつけないように保護します。
ヤットコの先端で爪を押しながら倒し、爪が石に密着するように留めます。
爪を真上から押すと爪と石の間にスキマができるので注意しましょう。
魚子(ナナコ)留め
マス留め
はさみ込み留め
2本ツメ留め
ダイヤ埋め込み留め
ダイヤチョコ留め
ダイヤ共有ツメ留め
プリンセスカットダイヤ石留め
ダイヤモンドリングの覆輪留め
テニスブレスの石留め
グランディディエライトのシルバーペンダントの石留め
キャスト品プラチナリングのダイヤモンド石留めと仕上げ
ニッパーで簡単に石外し