カリナン
アフリカの星
1905年に南アフリカのカリナン鉱山で発見された史上最大のダイヤモンド原石です。
3106カラットで621グラムに相当します。
これまで発見された中で最大のダイヤモンド原石からカットされた9つのダイヤモンドのうちのひとつ「カリナンⅠダイヤモンド」別名アフリカの星は、ドロップカットです。
現在、イギリス王室の王権を象徴する杖にセットされ、ロンドン塔に展示されています。
有名なマーキスカットの宝石は、カリナンⅤとカリナンⅦです。
エクセルシオールダイヤモンド
エクセルシオールダイヤモンドは、カリナンに次ぐ世界最大級のダイヤモンドです。
マーキスカットダイヤモンドの有名な例としては、エクセルシオールダイヤモンド原石から20の小さなダイヤモンドとともにカットされた69.80カラットのダイヤモンドがあります。
テーラー・バートン
エリザベス・テーラーが夫のリチャード・バートンから贈られたダイヤモンドです。
70カラットに迫る、見事なドロップカットのダイヤモンドです。
1978年に二人が離婚すると、テーラーはこれを売却し、売上の一部をボツワナの病院設立の資金に寄付することを発表しました。
そのダイヤモンドは、翌年、ニューヨークの宝石商、ヘンリー・ランバートが500万ドルで購入しました。
コ・イ・ヌール
最も有名なオーバルカットの宝石といえば、109カラットのダイヤモンド「コ・イ・ヌール」です。
光の山を意味する名前は、1739年に手に入れたペルシアの君主、ナディールの言葉からとったと言われています。
数奇な運命を経て、最終的にはイギリス王室の所有になりました。
今では、クラウンジュエルとして、ロンドン塔で展示されています。
グレートモーガル
卵を半分にした形のダイヤモンドで、17世紀にインドで発見されました。
787カラットの原石で、280カラットまでローズカットで小さくなりました。
現在、行方不明でインドの貴族が所有しているという説もあります。
オルロフ
元々インド寺院に鎮座する神像の目に埋め込まれていたのですが、盗まれてロシアに渡り、オルロフ伯爵によって女帝エカテリーナ2世に贈られました。
現在では、ロシア大統領の官邸に所蔵されています。