ジュエリーの中で人気の高いリングを描く時は、立体感を出すためにいくつかのポイントがあります。
ジュエリーのデザイン画は、見る角度によって
立体図 リングを立てた状態で斜め上から見た図
上面図 リングを上から見た図
正面図 リングを正面から見た図
側面図 リングを側面から見た図
があります。
これらの図は、お客さんとイメージを合わたり、制作するときの設計図となります。
正確に描かないと、違ったイメージになってしまったり、制作を外注する場合は制作できないことにもなります。
上面図の描き方
リングを真上から見た図が、上面図です。
上面図だけでもリングの形をある程度理解することができます。
リングのサイズや厚みを知ることができます。
サイズは内径の幅で何サイズかが決まるので、内径幅を正確にいれることが大切です。
厚みは、両端のラインをしっかり描きます。
ボリュームや奥行きを出すためには、シェーディングをする必要があります。
正面図の描き方
正面図は、真正面から見た図で、腕の厚みや高さ、構造を知ることができます。
リングの内径は上面図のサイズに合わせます。
腕の厚みは、3~4mmまでを限度とし、普通は1~2mmとします。
稜線部分を描くようにします。
上面図の各パーツが照合するように構造を考えます。
側面図の描き方
上面図と側面図で大体のリングの形状を把握することができます。
側面図は、腕の側面にデザインが施されていたり、腕の絞りが特徴的なデザインの場合は、側面図が必要です。
腕の中央の幅は、上面図の両サイドの幅に合わせる。
上面図、正面図の各パーツがすべて適合するよう考える。
立体図の描き方
リングの立体的なニュアンスを伝えたいときは、立体図が必要です。
立体的な全体像があると、イメージする時もよく理解できます。
リングを斜め上から描くことで立体感を出すことができます。
それぞれのパーツが各図面と同じ割合になるようにバランスに気を付けます。
基本の楕円が歪まないようにします。
上部のデザインと腕のつながりが自然になるようにフリーハンドで整えます。
リングを描いてみた