1ctのダイヤモンドを4本爪のバスケットセッティングで留める方法を解説します。
バスケットセッティングのプロポーション
バスケットセッティングは、このような形状です。
必要なオブジェクトは、
- 先端が丸い円柱4本
- ドーナツ型2個
です。
1ctのダイヤモンドを留めるので、直径は約6.5mmを考えます。
爪のX軸の位置:3mm
爪のY軸の高さ:ガードルから上に2mm、下に6mm
爪の半径:0.5mm
爪の傾き:15度
ドーナツ断面の半径:0.5mm
上部のドーナツ状の直径を6.5mmにします。
ダイヤモンドのモデリング方法は、下記の記事で解説しています。
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バスケットセッティングのモデリング
まず、爪をスケッチします。
爪のX軸の位置:3mm
爪のY軸の高さ:ガードルから上に2mm、下に6mm
爪の半径:0.5mm
に長方形と先端に弧を描きます。
旋回させて3D化するために、軸を描きます。
次に、爪を15度傾けます。
傾ける軸を、ダイヤモンドのガードルの右端に設定します。
15度傾けます。
次に、旋回して3D化します。
爪の右サイドをトリムします。
旋回する前に、右にずらします。
ダイヤモンドに食い込んだまま旋回させると積極している部分が削れて3D化されてしまいます。
元の位置に戻します。
次に、ダイヤモンドを支えるドーナツ状の枠を作ります。
ドーナツ断面の半径:0.5mm
円は、ダイヤモンドの線と爪の中心線と接する場所に配置します。
その前に、接する線を選択し、ロックします。
2つの線を選択し、右メニューの「制約」→「ロック」。
また、円の半径も「0.5mm」でロックします。
円とダイヤモンドの線を選択し、右メニューの「制約」→「正接」を選択します。
同じように、円と爪の中心軸を選択し、右メニューの「制約」→「正接」を選択します。
すると、円は2つの線に接した位置に配置されます。
もう一つ、半径0.5mmの円を描きます。
円と爪の中心軸をくっつけます。
次に、2つの円を旋回させて、ドーナツ状を作ります。
まず、左下の左から3つ目のメニューを選択し、3Dの本体を非表示にします。
旋回させる面として円を選択し、軸はダイヤモンドの中心線を選択します。
3D化されました。
爪の下をカットします。
まず、少し縮めておきます。
次に、水平にカットするために、カットするための立方体を作成します。
カットする部分の大きさに合わせて長方形を作ります。
旋回させて、3D化します。
カットする部分に移動させます。
メニューの「ツール」→「減算」を選択し、減算処理を行います。
まず、爪を選択し、
そして、カットするための立方体を選択します。
水平にカットされました。
最後に、爪をコピーします。
爪を選択し、回転する軸を中心に移動させて、コピーアイコンを選択します。
コピーしたのものを回転させます。
完成です。