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ジュエリーやアクセサリー撮影のコツとカメラの使い方

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ジュエリーやアクセサリーをネットショップで販売するときは、写真が命です。

天然石アクセサリーのネットショップを開設したころは、説明文も何もなく、ただ写真だけを掲載していました。

しかし、売れました。

 

また、アクセサリーショップにとってインスタは必須の集客ツールです。

写真のデキによって、いいねの数が全然変わってきます。

 

写真を極めることがネットショップの成功のカギだと言っても過言ではありません。

 

今回は、アクセサリー撮影に必要な基礎知識をまとめました。

知っていると知らないのでは、写真のデキが変わります。

一生使える知識なので、ぜひ習得しましょう。

 

カメラを選ぶポイント

最近は、スマホのカメラ性能が上がっているので、スマホでも十分にいい写真が撮れますが、アクセサリーやジュエリーなどの細部を撮影するとなると、まだまだデジカメの方が優位だと思います。

そこで、ネットショップで売れる写真を撮るためのカメラ選びについてまとめました。

 

コンデジで十分

いい写真を撮るなら一眼レフと気合を入れる方がいますが、ジュエリーやアクセサリーの撮影ならコンデジで十分です。

一眼レフの方がいい写真が撮れると思いますが、一眼レフにかけるお金以上の差はないです。

また、一眼だと写真撮影に気合がいりますが、コンデジだと軽いので気軽にさくさく撮影できるのも魅力です。

 

マクロ機能は必須

マクロ機能とは、至近距離から撮影できる機能です。

ジュエリーやアクセサリーは細部までしっかり撮影できることが求められていますから必須の機能といえます。

 

コンデジは、マクロ機能がないものも多いのでしっかりチェックしましょう。

マクロレンズも販売されていますが、モノも増えますし最初からマクロ機能が付いているカメラがいいでしょう。

 

Wi-Fiでのスマホ接続

これがあるかないかで作業の効率が全く違ってくるので、必須の機能といえます。

2019年時点のおすすめは、デジカメで写真を撮って、スマホで写真を編集するというのが一番良いと思います。

 

スマホで編集することでスマホでの見え方が確認できますし、スマホの写真編集アプリはかなり優秀なので使えます。

そして、そのままインスタにアップすることができます。

 

そうなると、デジカメからスマホに写真のデータを移すことが手間になります。

デジカメのSDカードをパソコンに移して、パソコンからスマホにデータを移動しなければなりません。

これは、かなり面倒な作業です。

 

しかし、Wi-Fi接続機能があれば、デジカメからそのままスマホに写真データを移すことができるのです。

これはかなり便利です。

 

ジュエリーやアクセサリー撮影におすすめのデジカメ

これらの3つのポイントを満たすデジカメが、Canon コンパクトデジタルカメラ IXY 650です。

しかも、価格が18,000円(当時)とかなりお手軽な価格でした。

使い勝手も抜群で、かなりコスパの良いデジカメなのでおすすめです。

 

撮影スペースを作る

カメラの設定や修正で、ある程度いい写真に仕上げることはできますが、撮影の場所を整えることで修正の手間を驚くほど減らすことができます。

そのポイントをまとめました。

 

光の環境を整える

商品の撮影で最も重要なことは、光をうまく使いこなすことです。

これによって商品が魅力的に見えるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

 

写真撮影にベストな光は、自然光です。

 

自然の光を使うために、

  • 部屋の電気を消す
  • カメラのフラッシュをオフ

にしましょう。

 

そして、撮影場所を窓辺にセットしていきます。

 

撮影に必要な道具を揃える

撮影に必要な道具は、この3つです。

  1. 背景
  2. レフ板
  3. トレーシングペーパー

 

背景は、撮影する商品に応じていろいろ用意しておくとよいでしょう。

お皿や布、木材、ガラスなど。

100均なのでいろいろ揃えておくと写真のバリエーションを増やすことができます。

 

レフ板は、光を反射させる白い板のことです。

レフ板で、商品の影を消すことができます。

 

トレーシングペーパーとは、半透明の薄い紙のことです。

光が強すぎると立体感が無くなるので、窓にトレーシングペーパーを貼り付けて、光をやわらかくします。

 

これらは、高価なものを買わなくても100均で揃えることもできます。

 

カメラの設定

撮影に入る前に、カメラの設定を行いましょう。

カメラの設定にはいろいろな項目がありますが、重要な項目から説明してきます。

  • ホワイトバランス
  • 露出補正
  • マクロ機能
  • ISO
  • 絞り優先モード
  • 絞り値

 

ホワイトバランス設定のコツ

いろんな光源のもとで、白いモノを白く撮影するための機能です。

 

例えば、オレンジ色が強い白熱電球の光を補正して白く見えるようにするために強い青色を加えます。

デジカメの電球モードで撮影すると、青いフィルターが掛かったようになります。

 

デジカメによって、ホワイトバランスの設定がいろいろあるので、白い紙を写しながら白く撮影される設定を確認しましょう。

 

露出補正設定のコツ

露出補正は、写真の明るさを調整します。

 

露出補正の注意点は、白い商品や白い背景を撮影する時です。

デジカメが被写体を白と判定せずに明るすぎると判断し、全体的に光の量を抑えて暗くなってしまうのです。

そのため、露出補正で写真の明るさを調整する必要があります。

 

ISO設定のコツ

ISOは、感度の設定値です。

 

暗い場所でも感度を上げることによって、露出させることができます。

ISOを上げると、少ない光を増幅させるのでノイズが発生しやすくなります。

そのため、明るさを調整するときはISOではなく、露出補正で設定しましょう。

 

基本的にISOは400程度で十分です。

 

絞り値設定のコツ

絞り値は、「ピント」と「ブレ」を調整するためのものだと思ってください。

 

ピントの合う範囲を設定します。

数字が大きいと、ピントが合う範囲が大きくなる。

数字が小さいと、ピントが合う範囲が小さくなる。

 

絞り値を小さくすると、対象物の背景がぼけます。

背景までピントを合わせたい場合は、絞り値を大きくします。

 

絞り値によって、シャッタースピードを変えます。

数字が大きいと、シャッタースピードが遅くなり、ブレやすくなります。

数字が小さいと、シャッタースピードが速くなり、ブレにくくなります。

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